未舗装路(グラベル)にロードバイクで 醍醐林道編

自転車で走る楽しみ方は様々なものがありますが、その内の一つに「パスハンティング」というものがあります。

Pass Hunting(パスハンティング) とは、直訳すると「峠の捜索」
旧道や廃道となった峠や林道をサイクリングする自転車文化の一つです。
多くのサイクリストが走るメジャーな峠ではなく、裏道の林道や峠には人も少なく、道も荒れていたり未舗装の道もあります。

一般的なロードバイクでは走るのを躊躇するような道ですが、メジャーな峠より自然を深く感じられ、子供の頃に裏山を探検していた時のような冒険心を思い出させてくれるのがパスハンティングの魅力です。

自分はメジャーな峠も好きですが、パスハンティングのような旧道や林道をサイクリングすることが好きで、今回は東京都の八王子市の山奥にある林道「醍醐林道」を走ってきました。

 

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東京都のメジャーな峠の一つ「和田峠」の隠しルート的な林道でもある醍醐林道。
距離は4km程でほぼ全ての道が舗装されているので厳密には未舗装路ではなく、「荒れた舗装路」というのが適切です。
自動車がほとんど通らないため、細かい石や木の枝などが無数に落ちており、舗装されている道も経年により荒れており、走りづらい道となっています。
背の高い針葉樹が多い林道の為、日差しは少な目で暑い日は快適ですが雨の後は路面の乾燥が遅く、濡れた枝などでタイヤが滑る可能性があるので注意が必要です。

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この「醍醐林道」の素晴らしいところは、八王子市街より20km以内でアクセスできる手軽さと4kmという距離ながら、東京都ということを忘れさせる自然環境です。
輪行でサクッと林道だけ楽しむという方も、いくつかの峠や林道を繋げてロングライドする方にもオススメです。
冬は雪が降って通行止めとなることもありますが、春~夏の期間は鳥の声や木の香りなど自然を感じることができます。

 

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今回のライドで使用した自転車です。
フレームはCIELO Cycles の[Sportif]、残念ながら製造終了となってしまいましたが、クリスキング社で作られたスチールフレームは峠や林道、未舗装路でのライドでしなやかに、パワフルに走りを支えてくれています。

足回りの肝であるタイヤはCompass Cycle の [Stampede Pass]、700×32cというロードバイクではかなり太い幅のタイヤですが、転がりは700×25cと遜色ないほど良く転がり、チューブレスタイヤと同じケーシングを使用しているためクリンチャータイヤと思えないしなやかさで、荒れた道を走っても身体への負担を軽減してくれます。
今回走った醍醐林道では若干濡れている路面もありましたが、しっかりグリップし安心して走れました。

ハンドルバー、ステム、シートポストなどは重量より耐久性を重視してNITTO製のパーツを選んでいます。
ハンドルバーバッグはSWIFT Industries の[PALOMA]、工具や輪行バッグ、補給食、ウィンドブレーカーなどを入れていますが、着脱が容易で荒れた道を走ってもズレたり不意に外れたりすることなく、バックパックを背負うより肩や腰への負担が少なく快適に走ることができます。
 

林道や峠を走るハードなライドから、サイクリングや通勤・通学のライド、ちょっとしたお買い物に自転車で行く際にもパーツの変更や追加で快適に、楽になる可能性があります。
もっと快適に自転車を楽しんでみませんか?

ご相談お待ちしております。