【Review】コンパスサイクル “Antelope Hill Tire”

ここ数年でロードバイクやマウンテンバイク(MTB)のタイヤは快適性・グリップ性能・エアロ効果・耐久性など、様々な要素から幅が太くなってきていますが、
自転車レースで走るアスリートだけでなく、一般のサイクリストも幅広タイヤの快適性には大いに恩恵を受けられ、ライドを疲れにくく安全にすることでいつもよりちょっと遠くに行ってみたり、走った後に余力を残して他のアクティビティに取り組むことだってできます。

話が若干それましたが、今回は自分が普段使っている自転車をより快適にするためにタイヤを交換したという話です。

 

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交換したタイヤは快適さでは右に出るものはない[コンパスサイクル]の新作タイヤ

[Antelope Hill(アンテロープヒル) 700×55c]

以前からコンパスサイクルのタイヤには、650B×48 や26×2.3″などの幅広スリックタイヤは存在しましたが700cでは44cまでが上限サイズでしたが、このアンテロープヒルはそれを覆す55c、29erサイズに直すと29×2.2″くらい。
(700cと29erはホイールの外径が同じため、フレームのタイヤが収まる幅が許せば太いタイヤを履くことができます)

自分の自転車にはもともと700×43cのタイヤが付いていたのですが、スレスレで履けました。

 

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他のメーカーでも29×2.0″以上のサイズのスリックタイヤは発売されていますが、他メーカーとコンパスサイクルのタイヤの違いは「チューブラーケーシングを使用したクリンチャータイヤ」 という点」です。

一般的なクリンチャータイヤと異なり、チューブラータイヤ用のケーシング(タイヤの骨格) を使用しているため半端ではないしなやかさで、路面からの不快な振動を吸収してしまうのはノイズキャンセリングならぬバイブレーションキャンセリング。

タイヤを交換し、数メートル走っただけでバイブレーションキャンセリングを体感できます。
路面からの振動が全てなくなるという訳ではないですが、以前履いていたタイヤより圧倒的に体に伝わる振動が少ないのがわかり、振動を推進力に変えているかのような転がりの良さで太いタイヤなのに以前よりスピードが出たのはここだけの話。

まだ数日舗装路を走った程度ですが、今後は未舗装路も走って耐久性をテストしようと画策中。
このタイヤならどのくらいハードなグラベルロードを走れるだろうかと妄想が止まりません。