グラベルを超える?ダートロードツーリングとは

自転車は日常での通勤・通学や買い物、サイクリングの手軽なライドから、
非日常のロングライドやレース、マウンテンバイクでのトレイルライドなど様々な楽しみ方があります。

その非日常ライドの中に「ダートロードツーリング」というものがあります。

ダートロードツーリングとは、簡単に言えばグラベルロード(砂利道)より更に大きな石や岩が転がったり、泥でぬかるんでいる未舗装路を走るツーリングのこと。

使用する自転車はロードバイクやシクロクロスバイクでも行けなくはないですが、細いタイヤでは岩や泥にタイヤを取られる可能性が高いので、ダートロードツーリングを楽しむならマウンテンバイク(MTB)や横幅45mmほどのタイヤが入る自転車がおススメです。

海外ほど多くはないですが、日本でもダートロードツーリングを楽しめるコースはあり、今回はその一つ長野県と山梨県にまたがる「川上牧丘林道」 のダートを走ってきました。
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川上牧丘林道は山梨県塩山市方面と長野県川上村からアクセスでき、山梨側が舗装路、長野側が未舗装路となっています。
ダートロードツーリングなので長野側からアプローチしてしばらく舗装路を走ったのち、未舗装のダートロードを9km走ります。

 

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舗装路区間は4~5kmほどで上り基調ですが、緩やかな上り坂なので楽しく上れます。
この日東京は気温35℃の真夏日だったのですが、長野県の山方面は涼しくて木の香りがする森の中をリラックスして走れました。

 

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そしてダートロードに入ります。
ものすごい急こう配、という訳ではないですが6~7%ほどの斜度が長く続き、進むにつれ砂利から大きめの石、岩へと変わっていく路面にビビりながら突入します。

 

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自分は先日ご紹介したCompass Cycleの「Antelope Hill 700×55c」 を装着した自転車で走ったのですが、これが大正解で20cm~30cmほどの岩が転がっている道も濡れた小石が散らばる道も、しっかりとグリップし抜群のクッション性と転がりの良さでいつもの舗装路を走っているような感覚。

一緒に走った友人に試しに自転車を貸して乗ってもらったところ、「チート(的な性能)なタイヤ」 とご意見をいただきました笑

一緒に行った仲間は横幅45mmほどのタイヤを履いている自転車でしたが、試しに借りて数百m乗ってみたところ、自分のAntelope Hill 700×55c タイヤの圧倒的なエアボリュームとチューブラーケーシングから来る快適さをあらためて実感したのです。

ちなみに自分は体重68kgで自転車の重量は荷物を積んだ状態で約17kg、タイヤの空気圧は前後1.5barでしたが、パンクやトラブルなく走り切れました。

 

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9kmのダートロードを走り切ったあとは流石に脚に負担がかかっているのがわかりましたが、少し休むと回復しました。
翌日も脚に残る疲労は少なく、Antelope Hill 700×55c タイヤの恩恵を最大限に受けたライドになりました。

ダートロードツーリングでは太く、しなやかなタイヤは快適に楽しく走るうえで最もオススメできる自転車部品です。

 

もちろん、ダートロードだけではなく舗装路やグラベルで使えるCompass Cycleのタイヤ。
自転車により履けるサイズが変わりますので是非ご相談ください。