くすんだWhite Industriesのクランクもこの通り。

ポリッシュ系のアルミパーツを使い込んでくると、徐々に浮いてくるくすみ。ポリッシュを意識的に避けるお客様の中では、この経年変化を気にされる方が結構いらっしゃいます。
輝いてこそのポリッシュ。輝かないポリッシュはただのシルバー。高級パーツならなおのこと輝いて欲しい、そんな願いを込めてフレームの乗せ換えで外したホワイトインダストリーズのENOクランクを磨いてみました。
 

ENOクランク(磨く前)

ENO右クランク(磨く前)

ENO左クランク(磨く前)

使い込まれ見事にくすんだENOクランク。とは言えこの感じも嫌いじゃない、むしろカッコイいい・・・。しかし心を鬼にして(?)磨いて行きます!
 

今回使ったのは研磨剤を含まないポリッシュクリーム。ふだんは錆落としの際などに使っていますが、金属系と相性が良く(塗装は×)、塗布した後はシリコン系の皮膜を作り保護する役割も。匂いはまあまあキツいので、営業時間外に使ってます。

そして磨くこと20分。すでに効果はてきめんのようで・・・

ENOクランクのポリッシュ後の比較1

だいぶポリッシュ感が戻ってきました!ビフォー&アフターの差が歴然なのが磨く作業の楽しいところ。磨く前の逡巡はどこへやら、ノリノリで磨き続きます!
 

ENOクランクのポリッシュ後の比較2

まだ磨きたい、磨いていたい気持ちを抑え、いったん区切りをつけました。磨く前も磨いた後もイケてるのはENOクランクだからでしょうか。
 

ENOクランクのポリッシュ後

左右とも磨き終わりました!傷を隠すならコンパウンドなどの研磨剤を含むタイプがおすすめですが、今回はクリーナーで磨いてみました。時間はかかりますが、愛着があるパーツなら輝きを取り戻していく過程も楽しいもの。磨き上がった後はさらに愛着が深まるスパイラル。
普段は自転車の一部なので意識を向ける事はそうありませんが、こういう機会を捉えてパーツと向き合うとなかなか感慨深かったりしまよ。

ではでは!