オーバーホールついでに塗装という選択肢

かなり前に購入されたという、ビリオンのショートグリップ2。けっこうなヤレ感と塗装も剥がれている箇所がいくつかあり、オーバーホールに加えて再塗装というご依頼を頂きました。元々アンティーク系のプロダクトがお好きと言うこともあり、古いパーツは出来るだけ残しつつ全体の雰囲気を損なわないよう新品のパーツもいくつか入れ替え。クラシック路線のカスタムをさせて頂きました。
 

ブルホーン、ギドネットレバーのオーバーホール前

白錆やくすみはとにかく磨いてきれいに、バーテープは交換させて頂きました。コルク→コットンにバーテープの素材を変更。新品に模様替えしますがクラシックさはキープします。

ブルホーン、ギドネットレバーのオーバーホール後
 

サドルはビリオン純正の合皮のサドルからBROOKSのB17へ。BROOKSのレザーサドルは使い込むほどに味が出ていくので、オーナーの方のお好みに合ったサドルです。シートポストは古いヤグラタイプだったので、軽量化とレール幅を合わせるために交換しました。

ビリオン純正の合皮サドル

BROOKSのB17
 

オーバーホール前のクランク

チェーンリングはかなり汚れており、チェーンは伸びきっていたので交換。バラした後はひたすら磨いていきます。クランクは綺麗になったのですが、どうしても小キズは残ってしまいますね・・・。

オーバーホール後のクランク
 

その他ペダルは純正のものからMKSのシグマに交換。店頭にあった中古のペダルを気に入ってくださり、即決して頂きました。小ぶりなので小径車と非常に合いますね!

MKSのシグマ

タイヤはMAXXISからパナレーサーのミニッツタフに。選択肢の少ない451サイズですが、タイヤ交換をご検討の方にまず最初に勧める優秀なタイヤ。転がりが良くグリップ力も高め。なにより価格もお手頃です。

パナレーサーのミニッツタフ
 

オーバーホールと再塗装前

オーバーホールと再塗装後

オリジナルのカラーをサンプルにして同色で再塗装したので違いが今ひとつ分かりづらいですが、かなり綺麗に仕上げて頂きました!今回は通常の剥離と塗装、送料に加えロゴデータ作成などが加わりアップチャージになりましたが、ベーシックな塗装のみなら35,000円ほど。オーバーホールついでに塗装という選択肢もぜひご検討頂ければ幸いです。

ではでは!